繁忙期は忙しいけれど閑散期は全然人がいない。
ピークタイムや繁忙期は受注が多すぎて断っていることもかなり多い。
だけど、翌日にその受注が来るかというとそんなことはない。
繁忙期には頼みたい理由がある。
お客さんもその時いにやってしまいたい。
なので、繁忙期に対応できないとは、売上を最大化できていないとか、損しているだけじゃなくて、あなたに頼まなくても他の競合他社さんに依頼や受注が行ってしまっている可能性が大きなネガティブ要素。
リピートや継続性は前回行った所に行くのが自然の流れなので、あなたの所にいつも頼んでいたんだけど、何らかの理由でたまたまいつもどおり依頼したんだけど、受けれなくて別のお店・別の店舗・別の企業さんに依頼が行ったら、それ以降は乗り換えられてしまう。
その人と継続が始まってしまうこともよくある。
なので繁忙期は売上の損失以上に、繁忙期に受けきれなかったら他社さんに乗り換えられてしまうリスクの方がビジネス全体で見たら大きい。
なのでしっかり対応したい。
ではどうしたら良いのか?
繁忙期の損失回避をチャンスに変える2つの方法
それは「早割」です。
繁忙期は毎年同じことなので、この時期よりも少し先に。
早割を使うには二つのパターンがあって、
1そもそも受注する時期は別の時期に変える
12月が繁忙期なら11月に来てくれたら安くなりますよとか、あるいは11月と1月のパッケージを組んでちょっと安くや、特典をつける。とにかく繁忙期をずらす。
購入してサービスを受けてもらう時期をずらす。
2繁忙期の受注を確定してしまうやり方
おせちなど。
おせちの受注を先に確定してしまえば、それを作る作業の人など期間限定のアルバイトを入れることができますよね?
なので受注の数が決まっていたら、売上が先に決まっていたら、そこをはけていく、人での数も決めていけるし、食材の量や仕入れの量も決めれる。
なので、くるかどうかわからないものに対して食材ロスや廃棄のリスクを抑えられる。
人をたくさん用意したのに来ないなども防ぐことができる。
来る量が、どれだけ受注できてどれだけ人が来るか分からないと余分に、過剰に材料を仕入れたり人を集めなくてはいけないのでそこがずごく怖い。
なので、そもそも繁忙期と分かっているのなら、そこの売上をガツンと確定してしまって、確定した売上をどう采配して行くのか?
どうこなしていくのかを考えていけば、繁忙期の機会を最大化出来る。
3繁忙期に定価通りの仕事をする必要性を考える
期間限定のアルバイトなど。
郵便局のアルバイトが分かりやすい。
年賀状の時期だけアルバイトが凄い募集する。
期間限定だけの美味しい仕事。
エアコン。夏だけの受注。
毎年分かっていることは事前の点検などの売りやすいものを売る。
忙しくなるならお得意さまにこそ提案する。
無料の点検のオファーなど。
事前にやってくれたら割引するとか、繁忙期は思い切ってガツンと値上げする。
ここは繁忙期に定価通りの仕事をする必要が無いと考える。
なぜなら繁忙期は職人さんの用意など値段も上がるし、材料が仕入れられないとかよくあるので。
この事例をいかにあなたのビジネスにも応用出来るかを考える。
事前売上があれば人員や材料を確保できる
この方法は、予防を売ることが出来る数少ない方法の1つ。
マーケティングの世界では予防を売ることはメチャクチャ難しい。
でも、繁忙とか受注とか唯一締め切りを用意出来る。
予防は締め切りが用意出来ない。
保険はいつ癌になるかいつ予防になるのか?
いつ事故に合うのかわからない時のためにお金を払うことなど。
締め切りが無いので先延ばしにされやすい。
でも、繁忙期の場合は確実にその日が来る。
しかも毎年あるので、トラブルなども業界内で分かっているし、先方さんも経験していたりするので唯一予防が売りやすい時期。
なので事前に売る。
むしろ売るアイデア・売るチャンスになる。
重要なことは先に売っておけば、そこに対応する準備が出来るということ。
売ってないことに対応することが非常にリスキーになる。
リスクがすごくでかい。
閑散期をチャンスとしてとらえることが出来るアイデア
逆もまた然りで閑散期は特別割引で売ることができますよね?
これは非常に有名なマーケティングの手法。
閑散期と言っても、あなたのビジネスで社員さんを雇っていたとする。
そうすると閑散期だろうが繁忙期だろうがほぼ同じお給料をお支払いしていくので、
率直にこの時期には受注が来ないからすぐに対応できるし、なによりも職人さんが遊んでいるから、彼らの経費を考えたら、いつものように利益を取らなくても特別価格で出来ます。
閑散期という事情を理解した上で受注、発注してくれる方には特別価格を用意しました。
結局数字の面でみても、職人さんや人が遊んでいる時期にどうせかかるお金。
そのどうせかかる売上の部分を売上でまかなえるならすごくポジティブ。
閑散期と繁忙期のあるビジネスはデメリットじゃなくて計画次第で競合に勝つためのチャンス
売り方とかどうやって売るかというアイデアベースではなくて、単純に経理や数字を考えた上でビジネスの年間を通して利益を出す方法としてすごくやりやすい。
閑散期と繁忙期のあるビジネスはむしろ嘆くことではなくて活用の仕方であなたの売上を安定させることが出来る。
もっと言うと閑散期は競合さんもアプローチしていないんですよね。恐らく。
ですから競合からお客さんを奪ってしまうチャンスでもある。
だから値段の勝負は当然したくない。
だけれども、閑散期だけは値段の勝負が出来る。
閑散期だけは値段の勝負が出来ます。
そして繁忙期の時期は値上げをしたって受注が入るんですよ。
これもすごく重要なことです。
なぜなら競合さんで相見積もりが取れるとは、そもそも全員が受注出来ることが前提。
発注出来る前提。
だけれども、どこに頼んだって、その時にパンと頼まれたことを受注出来る会社さんが存在しないのなら言われた値段で頼むしかないじゃないですか?
ビジネスは年間を通してもっと計画的に数字を改善するだけで競合よりも強いオファーを出すことができる。
あるいは繁忙期は利益の高いビジネスをすることができます。
同じ仕事でも作業賃や人材コストが上がるとか残業費がなどいくらでも言いようはある。
スキルは必要なく、単純に年間事業計画を立てるだけで競合より強いオファーが出せる。
その上収益性の高い商品が作れる。
なので使わない手が無い凄くパワフルな方法なので活用してください。